こんにちは。
アーユルヴェーダセラピスト&加圧トレーナーの富悠(ふゆ)です。
ここ数年、増加傾向にあると感じるのは、更年期における精神症状としてのパニック障害です。
更年期は女性にとって生理的および心理的な変化が起こる時期であり、この期間にはさまざまな身体的および感情的な症状が現れます。
パニック障害は、予期せぬ発作的な恐怖や不安を特徴とする精神障害であり、更年期の女性においては、今まで耐えられたストレスでも発症する可能性があります。
今回は更年期とパニック障害ついて、実際のお客様の症例と自然療法の可能性についてお話ししたいと思います。
【実例】
40代女性、りえさん(仮名)
仕事の部署替えや新人の指導に加えて、畑違いの職種からやってきた上司を相手に振り回される毎日。理不尽なことが頻発しています。
だんだんと心も体も疲弊していることに気づいていました。
すると、いつもの通勤電車の中で動悸が止まらず、息が苦しい状況になりました。
私はこのまま死んでしまうのではと思ってしまうほどの恐怖を体験しました。
やっとの思いで電車から降りてベンチに座り込み、数時間を過ごしました。
少し落ち着きを取り戻して、家族に連絡し、駅まで迎えに来てもらうことができ、その日は無事に帰宅しました。
しかし、その後も電車に乗ると、どうしようもない不安感に襲われ、激しい動悸や息苦しさが続きました。
さらに、涙も止まらなくなりました。
不安が不安を呼び、結果的に仕事を休むようになりました。
いろいろネットで調べて、これはパニック障害ではないかと思うようになりました。
そこで、精神科を受診してパニック障害と診断され、薬が処方されました。
更年期における身体的な症状やストレスは、精神的な不安感やパニック発作を悪化させる要因となります。
薬によって症状は改善しましたが、数年後に再びパニック発作が起きました。
根本的に治すために、彼女は従来の医療アプローチに加えて、自然療法を試してみようと思いました。
そして、家からも近いということで私のサロンに足を運んでくださいました。
来週に続く...