痩せたいならばパート⑪
炭水化物、脂質と学んできました。
最後は、タンパク質です。
タンパク質は英語でプロテインといいますよね。
もともとの語源は「プロティオス」といって、一番大切なものという意味をもっています。
タンパク質の代表的な食べ物のひとつ「卵」

シルベスタ・スターローン主演の映画『ロッキー』
猛特訓後に生卵をコップ一杯に入れて飲むシーン・・・かなり衝撃的
卵白の語源はタンパク。タンパクの語源が卵白??
どちらが最初かわかりませんが、そんな関係です(笑)
私が、最後にタンパク質をもってきたのは
一番大事な栄養素と考えているから!
三大栄養素の炭水化物・脂質も生命活動には欠かせないもの。
だけど、タンパク質ばずば抜けて大切だと思っています。
人として体が生命活動を行えているのは、体か常に代謝しているからです。
外見は変化しなくても,体内の物質は常に入れ替わっています。
基礎代謝も新陳代謝というと馴染みがありますね。
生体内で起こる物質の合成や分解などの化学反応を「代謝」といいます。
通常の食生活をしている限り、毎日食べたものの重さだけ体重が増え続けることはないですよね。
人は常に代謝をし続けて、エネルギーを消費して生命活動をしているからです。
人が代謝をするには、酵素が必要になってきます。
人の60兆個もある細胞内のほとんど全ての反応は酵素があることで化学反応が起きています。
その酵素の主成分がたんぱく質なんです!!
この段階でなんとなく、タンパク質って大切って感じてきませんか?
酵素ドリンクとかサプリメントとか流行ってますが、あれって意味あるのかなと思ってます。
だって、お話しました通り「酵素」の主成分はタンパク質。
外から酵素を入れても、胃酸で分解されてしまい...
人体に必要な酵素として働いてくれるのでしょうか?
それよりも、良質なタンパク質を摂取して、自分の体に必要なしっかりと効く酵素を作り出した方が賢明な気がします。
炭水化物と脂質はエネルギー源として重要です。
炭水化物のセルロースは細胞壁を、リン脂質は細胞膜を構成しています。
なくてはならない栄養素です。
でも、やっぱり絶対に不足させてはいけない栄養素はタンパク質。
脂質カット(制限)や糖質カット(制限)とかよく聞くけど、タンパク質カット(制限)って聞かないですよね。
※肝臓や腎臓に持病のある方はタンパク質制限が必要な場合もあります。
それだけタンパク質は大切だよってことじゃないかしら✨✨
だってさ、不足させたら酵素が作られなくなってしまうでしょ。
そうすると代謝がされにくくなるでしょ。
そしたらさ!
髪の毛も爪もお肌も内臓も筋肉も.....
ありとあやゆる体の部位が代謝されずに
老化へまっしぐらさ(;゜Д゜)
何千種類とある体内の酵素の中で「消化酵素」が身近です。
消化酵素も、タンパク質が不足しているとうまく作られず消化不良になってしまいます。
消化しにくいので、体内に栄養素を行きわたらせることができなくなってしまいます。
ヘモグロビンや神経伝達物質、ホルモンもタンパク質が主成分です。
タンパク質不足になると体内の代謝が機能しなくなり命の危険性もあるってこと。
今回はタンパク質の重要性をわかっていただけたと思います。
いかに重要かを理解できると、毎日ちゃんと摂取しようと思えますよね。
では、毎日どれだけのタンパク質を摂取したらいいのか??
厚生労働省は成人女性は1日50gのタンパク質を摂取を推奨しています。
本当にその量でよいと思いますか?
炭水化物(50〜55%)、脂質(10〜15%)の1日の摂取カロリーの目安が出ています。
残りをタンパク質と考えると30〜40%をタンパク質で摂取しましょう。
例)体重58㎏の人の健康美のための1日のトータル摂取カロリーは1238㎉でした。
タンパク質の摂取カロリーは?
1238㎉×0.3(30%)=371㎉
1238㎉×0.4(40%)=495㎉
タンパク質は1g=4㎉
371㎉/4㎉=93g
495㎉/4㎉=124g
タンパク質の摂取量の目安の計算方法に【体重g×2〜2.5】
例)体重58㎏
58㎏×2=116g
58㎏×2.5=145g
という簡単な計算方法もあります。
今回は、ダイエットも考慮して1日の摂取カロリーからちゃんと計算してみました。
あれ?厚生労働省の推奨摂取量より多いですね(笑)
一生健康美を目指すなら、【タンパク質】しっかりと摂取していきましょう!!